競馬、競輪、オートレースでは、クレジットカードが使えます。※競艇は利用不可
ここでは、公営競技でクレジットカードを使う方法、使えるクレカの種類、カード使用時の注意点を解説します。
クレジットカードが使える公営ギャンブル

クレジットカードで投票ができる公営ギャンブルは、競馬(中央競馬)、競輪、オートレース、宝くじです。
- 競馬(中央競馬)
- 競輪
- オートレース
- 宝くじ
残念ながら、地方競馬とボートレースは、クレカ決済には対応していません。
実際のクレジットカードでの投票方法は、公営ギャンブルの種類や利用する投票サイトによります。
ここからは、それぞれの公営ギャンブルでのクレジットカード投票の方法や、注意点などを詳しく解説します。
①競馬

クレジットカードが使える公営ギャンブルとして最初に紹介するのは競馬です。競馬は最も売上金額が大きく、日本でも特に高い人気を誇っている公営ギャンブルと言えます。
JRAダイレクトに登録するとクレジットカードで馬券を購入可能

「JRAダイレクト」とは、日本中央競馬会(JRA)が運営しているネット投票サイトです。JRA指定のクレジットカードを持っていれば、スマートフォン・パソコンから簡単に登録して、馬券を購入できるようになります。
クレジットカード情報を入力することの不安を感じる人もいるかもしれませんが、JRAが公式に運営しているサイトなので安心できますね。
競馬でクレジットカードを使うためには予めJRAダイレクトに登録する必要があります。そしてJRAダイレクト経由で馬券を購入することで、クレジットカード投票が可能です。
【競馬】電子マネーチャージに使えるクレジットカード一覧
競馬で利用できるクレジットカードの種類は限られています。

お手持ちのカードがJRAダイレクトで利用可能かどうか、事前にチェックしておきましょう。なお上記のリストにあるカードであっても、投票できない場合があります。最新の情報や詳細はJRAダイレクト公式ページでご確認ください
払戻金はクレジットカードの引き落とし口座に振り込まれる

クレジットカードで馬券を購入して見事に的中した場合、払戻金はクレジットカードの支払い口座に返金されます。返金のスケジュールは以下の通りです。
行名 | 曜日 |
---|---|
三菱UFJ銀行 | 月曜日中 |
三井住友銀行 | 月曜日中 |
みずほ銀行 | 月曜午前中 |
PayPay銀行 | 月曜午前中 |
ゆううちょ銀行 | 火曜日中 |
その他の金融機関 | 月曜日中 |
なお月曜日が祝日であったり、中央競馬の開催日であったりした場合には、払戻金の振込が遅れる可能性もあります。
競馬でクレジットカードを使う際の注意点

競馬での投票にクレジットカードを利用する際に知っておきたい注意点をいくつか解説します。
クレジットカードの利用条件
- デビットカードは登録できない
- 未成年は利用できない
- クレジットカード名義=クレジットカードのご利用代金支払い口座名義
JRAダイレクトでクレジットカードを利用するには、上記のような条件があります。事前に確認しておきましょう。
地方競馬でのクレジットカード投票は不可
クレジットカードで馬券を購入できるのは中央競馬のみです。残念ながら現状は地方競馬でのクレジットカード投票はできません。地方競馬で投票する場合には利用する投票サイトにもよりますが、基本的には銀行振込を利用する必要があります。
馬券購入の度に100円のシステム利用料が発生

JRAダイレクトでクレジットカード投票をする場合、1回あたり100円のシステム手数料を負担する必要があります。したがって複数回に分けて馬券を購入するよりは、一括でまとめて馬券を購入した方が損しません。
登録できるクレジットカードは1人につき1枚まで
JRAダイレクトで登録できるクレジットカードは1人につき1枚までです。
JRAダイレクトにご登録いただけるクレジットカードは、「お一人様1枚」となります。
利用するカードを変更したい場合には、既に登録済みのカードを削除したうえで、新しいカードを再登録する必要があります。
1回あたりの最低購入金額は1000円

競馬の馬券購入自体は1点100円からできるものの、クレジットカードの場合は最低でも1000円からしか購入できません。同じオッズで複数枚購入するのか、それとも複数のオッズに分けて購入するのかは自由です。
システム利用料を含まずに1000円なので、最低でも10点以上に同時投票する必要があります。
1か月の利用限度額は10万円

競馬でのクレジットカード投票は1か月あたり10万円が上限です。10万円の利用上限にはシステム利用手数料の100円も含まれます。また、クレジットカードの利用限度額が10万円を下回る場合は、カード側で設定されている限度額の範囲内でしか馬券購入ができません。
払戻金を馬券購入に利用するのは不可
クレジットカードで投票して得た払戻金で、次の馬券購入はできません。払戻金は月曜日以降に登録口座へ振り込まれます。
Q)払戻金で次のレースの勝馬投票券を購入することができるのですか?
A)的中した払戻金は1節分まとめてクレジットカードのご利用代金お支払い口座へお振込みいたします。そのため、払戻金で次のレースの勝馬投票券をご購入いただくことはできません。引用元:JRA公式サイトよくある質問
つまり払戻金を次の馬券購入には利用できないということです。次のレースで再び馬券を購入したいならば、同じようにクレジットカードを利用する必要があります。
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②競輪

競輪もクレジットカードで投票できるギャンブルです。しかし利用する投票サイトによって、クレジットカードの利用可否は異なります。例えばJKA公式が運営する「Keirin.jp」ではクレジットカードが使えません。
したがってクレジットカードでの投票を考えている場合には、最初にどの投票サイトを利用するかも検討する必要があります。
クレジットカードで電子マネー(DERUCA、toreta+、WINTICKET、チャリカ)にチャージして車券を購入

競輪にクレジットカードで投票するためには、最初にクレジットカードで電子マネーにチャージする必要があります。そしてその電子マネーを投票サイトの口座に移して実際に車券を購入するというシステムです。
- クレカで電子マネーをチャージ
- 電子マネーを投票サイトの口座へ移す
- 車券を買う
主な投票サイトと対応の電子マネーは以下の表の通りとなります。
投票サイト | 対応電子マネー |
---|---|
楽天Kドリームス | DERUCA |
Gamboo | DERUCA |
DMM競輪 | toreta+ |
WINTICKET | 直接チャージ可能 |
チャリロト | チャリカ |
Loto Place | チャリカ |
AOKEIスタジアム | チャリカ |
TIPSTAR | 直接チャージ可能 |
みんなの競輪 | 直接チャージ可能 |
【競輪】電子マネーチャージに使えるクレジットカード一覧

各電子マネーごとに利用できるクレジットカードは以下の通り異なります。
電子マネー | 利用できるクレジットカード |
---|---|
DERUCA | VISA、JCB、マスターカード |
toreta+ | VISA、JCB(ポケットカード発行のクレジットカードのみ) |
WINTICKET | VISA、JCB、マスターカード |
チャリカ | VISA、JCB、マスターカード |
TIPマネー(TIPSTAR) | VISA、マスターカード |
みんなの競輪 | VISA、マスターカード |
多くの競輪投票サイトでVISA、JCB、マスターカードが利用可能ですAmerican ExpressやDISCOVERなどは利用できないので注意してください。
チャージ後そのまま現金化できない

クレジットカードで電子マネーにチャージした後は、必ず1回以上車券購入に利用する必要があります。銀行口座に出金できるのは、レースを的中させた後に獲得した払い戻し金のみです。
したがって一気に高額をチャージするのではなく、必要最小限の金額だけ入金するようにしましょう。
電子マネーごとに月間利用限度額(チャージ限度額)あり

各電子マネーは無限にクレジットカードでチャージできるわけではありません。それぞれ以下の通り月間のチャージ限度額が定められています。
電子マネー | 月間のチャージ限度額 |
---|---|
DERUCA | 10万円 |
toreta+ | 30万円 |
WINTICKET | VISA、Mastercardは合わせて40万円 JCBは10万円 |
チャリカ | 60万円 |
TIPマネー(TIPSTAR) | 50万円 |
みんなの競輪 | 99万9999円 |
なお各クレジットカードにはそれぞれ利用限度額が定められています。

実際の利用限度額はそれぞれのカードの上限が優先されるという点には注意してください。
競輪は、ネット投票サイトでクレジットカードが使えます。ここでは、クレカ決済に対応している投票サイトや、カード決済の詳しい手順を紹介しています。 クレジットカードが使える競輪の投票サイト 競輪の車券をクレジットカードで購入したい[…]
③オートレース

オートレースもクレジットカードが使える公営ギャンブルです。競輪と同じように一旦電子マネーにチャージした上で、投票サイトにて電子マネーを使って投票します。利用できるカードの種類や利用限度額などは、投票サイトや電子マネーによりけりです。
オッズパークのようにクレジットカードでの入金や投票に対応していない投票サイトもあるので注意してください。
クレジットカードで電子マネー(DERUCA、チャリカなど)にチャージして車券を購入

オートレース投票サイトで利用できる電子マネーは以下の表の通りです。
投票サイト | 対応電子マネー |
---|---|
Gamboo | DERUCA |
WINTICKET | サイト内の専用ポイント |
Loto Place | チャリカ |
AOKEIスタジアム | チャリカ |
TIPSTAR | TIPマネー |
【オートレース】電子マネーチャージに使えるクレジットカード一覧

各投票サイトごと、各電子マネーごとに利用できるクレジットカードは以下の通り制限されています。
電子マネー | 利用できるクレジットカード |
---|---|
DERUCA | VISA、JCB、マスターカード |
WINTICKET | VISA、JCB、マスターカード |
チャリカ | VISA、JCB、マスターカード |
TIPマネー(TIPSTAR) | VISA、マスターカード |
基本的にVISAとマスターカードはすべて利用可能、JCBも多くのサイトで利用できます。ダイナースやAmerican Expressなどのブランドはオートレースの投票に利用できないので注意してください。
クレジットカードからチャージした後は当選金のみ銀行出金できる

クレジットカードでチャージや入金したお金は、必ず車券購入にあてる必要があります。車券を買わずに、そのまま出金することはできません。チャージした金額は必ずいずれかの車券を購入して賭ける必要があります。レースが的中して獲得した払い戻し金は銀行口座に出金可能です。
チャージした電子マネーは最大180日程度の有効期限が設定されることも多いので、なるべく早めに車券購入しましょう。
電子マネーごとに利用限度額(チャージ限度額)がある

オートレースにクレジットカードで投票する場合は、各電子マネーのチャージ上限額を知っておく必要があります。具体的には以下の表のとおりです。
電子マネー | 月間のチャージ限度額 |
---|---|
DERUCA | 10万円 |
WINTICKET | VISA、Mastercardは合わせて40万円 JCBは10万円 |
チャリカ | 60万円 |
TIPマネー(TIPSTAR) | 50万円 |
また上記の上限額に関わらず、自分の保有しているクレジットカードの利用限度額以上にチャージできない点にも注意してください。
オートレースはクレジットカードが使える!クレカ決済で車券を購入する方法。オートレースの車券は様々な方法で購入できますが、最近はクレジットカード対応の投票サイトも増えてきました。この記事ではオートレースにクレジットカード投票する方法やクレジ[…]
④宝くじ

売り場に足を運んで現金で券を購入するというスタイルが一般的であった宝くじも、今ではクレジットカードで購入できるようになりました。還元率は低いので稼ぎにくいという難点もありますが、一攫千金を狙うには特におすすめの公営ギャンブルです。
具体的に宝くじでクレジットカード投票をする方法について、詳しく解説します。
宝くじ公式サイトにてクレジットカードで投票可能

クレジットカードで宝くじを購入するためには、宝くじ公式サイトに会員登録をする必要があります。
そして宝くじ公式サイト上での購入時にクレジットカードを選択すれば、クレジットカード決済が可能です。他の公営ギャンブルのようにチャージするのではなく、券を購入する都度決済が行われます。
利用できるクレジットカードブランドはVISA、JCB、マスターカードの3種類

宝くじ購入の際に利用できるクレジットカードはVISA、JCB、マスターカードの3ブランドが利用可能です。しかし対応ブランドのカードであっても、決済できない場合があるので注意してください。
クレジットカードポイントと宝くじポイントを両取りできる
宝くじをクレジットカードで決済すると、クレカのポイントを獲得できます。さらに宝くじ公式サイト側でも、100円ごとに1ポイントというレートで宝くじポイントを獲得可能です。

宝くじポイントを貯めると、いずれポイントでの宝くじ購入もできるようになります。
宝くじをクレジットカードで購入する際の注意点

宝くじをクレジットカードで購入する際に、知っておくべき注意点をいくつか紹介します。
3Dセキュア(本人確認サービス)の登録が必須

「本人認証サービス(3Dセキュア)」とはインターネット上でのお買い物をより安全に行うための追加認証サービスです。
引用:本人認証サービス(3Dセキュア)とは 楽天銀行
宝くじ公式サイトでクレジットカード決済を行う場合、3Dセキュアの設定は必須です。3Dセキュアを設定していないカードを使っても、宝くじを購入できません。したがって必ず事前にカード側で3Dセキュアを設定しておきましょう。
3Dセキュアを設定すると、クレジットカード情報の入力に加えて追加認証が必要になります。手続きが多くなるのは難点ですが、カード情報漏洩による不正利用を防止できる点は大きなメリットです。
カード発行会社ごとに月間購入上限額が定められている
クレジットカードの発行会社によって、以下の通り月間の宝くじ購入限度額が定められています。
クレジットカード発行会社 | 上限金額 |
---|---|
ライフカード株式会社 | 30万円 |
株式会社クレディセゾン | 30万円 |
株式会社オリエントコーポレーション | 30万円 |
イオンクレジットサービス株式会社 | 10万円 |
三菱UFJニコス株式会社 | 10万円 |
株式会社エポスカード | 10万円 |
トヨタファイナンス株式会社 | 10万円 |
上記以外のクレジットカード発行会社(VISA/MasterCard) | 10万円 |
上記以外のクレジットカード発行会社 (JCB) | 10万円 |
また上記の上限規定に関わらず、個々のユーザーが保有しているカードの利用上限額の範囲内でしか宝くじを購入できません。
当選金の合計が1万円以上になったら自動振込される
宝くじ公式サイトから銀行口座に自動で振込が行われるのは、当選金およびお預かり当選金の合計額が1万円以上の時です。
当せん金とお預かり当せん金の合計金額が1万円以上となった場合、「支払基準額到達による口座振込」として、ご登録いただいた当せん金受取口座にお振り込みいたします。
残高が1万円未満の状況で出金したい場合は、以下のいずれかの対策をしましょう。
- 当選して残高を1万円以上にする
- 自分自身で振り込み申請を行う
- 3月もしくは9月の定期振込を待つ
公営ギャンブルでクレジットカードを利用するデメリット・注意点
公営ギャンブルにクレジットカードを利用する際には、いくつかデメリットや注意点もあるので紹介します。
レース場や宝くじ売り場でのクレジットカード利用はできない

クレジットカードはあくまでもインターネット投票にのみ利用できます。実際のレース場や宝くじ売り場では原則として現金しか利用できません。
カード情報の外部漏洩・不正利用には注意

クレジットカードをネット上で利用する際には、当然カード情報を入力する必要があります。したがってカード情報が外部に漏洩してしまうリスクがある点には注意してください。カード情報が漏洩すると、カードの不正利用の被害に遭う可能性もあります。
実際にクレジットカード決済を行う際は、必ず事前に3Dセキュアを設定しておいてください。またフリーWi-Fiのようにセキュリティが脆弱なネット環境は避けて、キャリア回線や自宅のインターネット回線など、情報が抜かれるリスクが小さいネット環境下で手続きを行うようにしましょう。
「クレジットカード利用=借金をしている」という認識が必要

クレジットカードは手軽に入金できる点が最大の魅力ですが、いずれは利用代金を返済する必要があります。つまり借金をして公営ギャンブルに賭けているのと同じということです。
賭けが外れて払い戻し金を得られなかったとしても、もちろん利用代金分は返済する必要があります。期限内に返済ができないと、遅延損害金が請求されたり、信用情報に傷がついたりするので十分注意してください。
ボートレース(競艇)やパチンコ・パチスロはクレジットカード非対応

公営ギャンブルはすべてクレジットカードが使えるわけではありません。現状ボートレースはクレジットカード非対応となっています。また準公営ギャンブルと言われるパチンコやパチスロも、クレジットカード決済はできません。
公営ギャンブルでクレジットカードを利用するメリット
公営ギャンブルにおいてクレジットカードを利用することには様々なメリットがあります。具体的にどのようなメリットがあるのか、詳しくチェックしてみましょう。
手元資金がなくてもギャンブルを楽しめる

クレジットカードは後払いの決済方法なので、手元に資金がなくても公営ギャンブルへの投票が可能です。手持ちがゼロの時でも気軽に投票できる点が、クレジットカード投票最大のメリットと言えるでしょう。
当選金の受け取りまでスムーズ

クレジットカードで賭けて当選した際の払い戻し金は、スムーズに銀行口座に出金できます。当選券を紛失して換金できなくなるという心配もありません。
クレジットカードのポイント還元を受けられる

クレジットカードにはポイント制度があり、公営ギャンブルでのチャージや入金に利用した際もポイント還元を受けられます。貯まったポイントはネット決済や実店舗での決済、さらに公営ギャンブルでの投票など、幅広い用途に利用可能です。
各サービスで利用上限が定められているので致命的な負け方をする心配がない

クレジットカードは使いすぎる心配があるという人も多いでしょう。しかしクレジットカードでのチャージや入金に対応している各投票サイトでは、月間のクレジットカード利用上限が定められています。
特にDERUCAの場合は1か月10万円というかなり低めの限度額が定められているので、ギャンブル依存症の抑止力になるはずです。
まとめ
本記事では、クレジットカードが使える公営ギャンブルを紹介してきました。
競馬(中央競馬)、競輪、オートレース、宝くじでクレジットカードが使えます。
しかし、情報漏洩や使い過ぎには充分気をつけましょう。
クレジットカードを正しく使えば、手軽にお得に投票することができるので、自分なりの使い方を考えて公営ギャンブルを楽しみましょう。