競馬の年齢制限は何歳?学生や未成年はできる?

本記事では競馬の年齢制限について詳しく解説しています。今後競馬投票を始めてみたいと考えている方には参考にしてください。

競馬の年齢制限は20歳

競馬の年齢制限は20歳

結論から言えば競馬の年齢制限は20歳です。満20歳以上になって初めて競馬の馬券を購入できるようになります。

競馬法28条に年齢制限(未成年)の記載あり

競馬法28条の条文をチェックしてみると、以下の通り年齢制限に関する記載があります。

第二十八条 二十歳未満の者は、勝馬投票券を購入し、又は譲り受けてはならない。

競馬法 | e-Gov法令検索

法律にも明記されているので、19歳以下の人が競馬の馬券を購入してはいけません。

成人年齢は18歳に引き下げられたが、競馬投票は20歳以上のみ

民法の改正によって2022年4月1日から、日本における成人年齢は18歳に引き下げられました。したがって「競馬の馬券も18歳から購入できるのでは?」と考える方も多いでしょう。しかし競馬の馬券を購入できる年齢は20歳のまま据え置きとなっています。

馬券は20歳になってから(20歳未満の方は勝馬投票券を購入できません)
民法が改正されたことに伴い、2022年4月1日(金曜)から成年年齢が20歳から18歳に引き下げられましたが、競馬法における勝馬投票券の購入可能年齢は20歳以上のままで変更はありませんので、20歳未満の方は引き続き勝馬投票券を購入できません。

JRA公式|JRAニュース

上記の通りJRA公式にもリリースがあり、「20歳未満では馬券を購入できない」というのが正しい見解です。

2005年に「学生」の制限は撤廃

競馬は元々「学生は馬券を購入できない」というルールがありました。しかし2005年に「学生」という制限は撤廃されています。

競馬の制限年齢に関する情報サイトを見ると「学生は購入できない」という記載が時々見られますが、誤った内容なので注意してください。

社会人でも19歳以下なら馬券購入不可!大学生でも20歳以上なら馬券購入可能!

競馬の年齢制限について整理すると以下のようになります。

年齢社会人無職学生
18歳馬券購入不可馬券購入不可馬券購入不可
19歳馬券購入不可馬券購入不可馬券購入不可
20歳馬券購入可能馬券購入可能馬券購入可能
21歳馬券購入可能馬券購入可能馬券購入可能

要は立場に関係なく、年齢で馬券購入可否が決まるということです。仮に大学生や無職であっても、年齢が20歳以上であれば自由に馬券を購入できるようになります。

競馬の投票サイトも20歳以上でないと登録できない

競馬の投票サイトも20歳以上でないと登録できない

そもそも競馬でネット投票をするためには、投票サイトへの会員登録が必要です。各競馬投票サイトに登録するためには、いずれかの金融機関を経由する必要があります。

仮に19歳以下の人が年齢詐称により投票サイトに会員登録をしようと思っても、金融機関側での登録を変更できないので、結局投票サイトにも登録できません。競馬で投票をしたいならば、おとなしく20歳の誕生日が訪れるのを待ちましょう。

競馬場での馬券購入は未成年でもできる?

競馬場での馬券購入は未成年でもできる?

競馬の年齢制限に関する情報を調べると、「競馬場に足を運べば未成年でも馬券を購入できる」といった情報が見られます。実際に未成年でも競馬場において馬券購入が可能なのか、詳しくチェックしてみましょう。

競馬場の入場自体は年齢制限なし

大前提として、競馬場の入場には年齢制限がありません。20歳未満の人でも、競馬場に入場してレースを観戦すること自体は問題なくできます。入場料金は競馬場ごとに以下の通りです。

競馬場入場料金
東京
中山
中京
京都
阪神
200円
札幌
函館
福島
新潟
小倉
100円

なお15歳未満ならば入場料は無料となっています。

15歳未満の方からは入場料をいただいておりません。

JRA|FAQ「入場料について知りたいのですが?」

競馬場・WINSの自動販売機での馬券購入は年齢確認なし

肝心の馬券購入についてですが、競馬場およびWINSはどちらも自動販売機ならば未成年でも馬券を購入できてしまいます。というのも自動販売機での馬券購入時には、特に年齢確認などを求められないためです。

法律的にはNGですが、払戻金の換金も自動販売機で行えるのでレース場や場外馬券場ならば未成年でも馬券を購入できるという抜け道があります。しかし仮に万馬券が的中して100万円以上の払戻金が生じた場合には、窓口での換金しかできません。

すると対面で本人確認が行われ、結局未成年であることがバレてしまいます。もちろん未成年が購入した馬券は換金してもらえません。

成人が未成年の代わりに馬券を購入するのは違法行為

未成年が馬券を購入するための裏技として、20歳以上の人に同行してもらい、馬券の購入を代行してもらうという方法があります。しかし成人が未成年の代わりに馬券を購入する行為は100%違法です。

第三十四条 第二十八条又は第二十九条の規定に違反する行為があつた場合において、その行為をした者がこれらの規定により勝馬投票券の購入又は譲受けを禁止されている者であることを知りながら、その違反行為の相手方となつた者(その相手方が発売者であるときは、その発売に係る行為をした者)は、五十万円以下の罰金に処する。

競馬法 | e-Gov法令検索

罰金50万円というなかなか厳しい罰則を受けることになります。バレる可能性自体は低いものの、違法性なく競馬を楽しむためにも20歳以上になってから、堂々と馬券を購入するのがおすすめです。

こちらの記事では公営ギャンブルの年齢制限を解説しています。

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