公営ギャンブルの年齢制限は何歳?学生や未成年はできる?

公営ギャンブルの年齢制限は何歳?学生や未成年はできる?最近では、公営ギャンブルの魅力的なCMが放送されるようになったり、手軽にネット投票することができるようになったりと、若者たちも興味を持ち始めたことでしょう。「公営ギャンブルは何歳から楽しめるの?」と疑問に思いますよね。この記事では公営ギャンブルができる年齢を紹介していきます。よく確認してから始めましょう。

公営ギャンブルができる年齢は?

公営ギャンブルができる年齢は20歳からです。それは競馬・競輪・競艇・オートレースそれぞれ法律で定められています。

競馬の法律

(勝馬投票券の購入等の制限)
第二十八条 二十歳未満の者は、勝馬投票券を購入し、又は譲り受けてはならない。

競馬法第28条
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競輪の法律

(車券)
第九条 二十歳未満の者は、車券を購入し、又は譲り受けてはならない。

自転車競技法第9条
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競艇の法律

(舟券の購入等の禁止)
第十二条 二十歳未満の者は、舟券を購入し、又は譲り受けてはならない。

モーターボート競走法第12条
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オートレースの法律

(勝車投票券)
第十三条 二十歳未満の者は、勝車投票券を購入し、又は譲り受けてはならない。

小型自動車競走法第13条
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オートレースの年齢制限は何歳?学生や未成年はできる?

つまり20歳にならないと、競馬・競輪・競艇(ボートレース)・オートレースのどの公営ギャンブルを楽しむことができません。

公営ギャンブルは20歳なら学生でもできる?

学生でも20歳になっていれば公営ギャンブルを楽しむことができる。

公営ギャンブルができる年齢は20歳からですが、現在は学生でも20歳になっていれば公営ギャンブルを楽しむことができます。

昔は、20歳を超えていても学生であると禁止されていたのですが、競馬・競輪・競艇(ボートレース)・オートレースそれぞれの法律で改定されました。

成人年齢の引き下げでどう変わった?

成人年齢の引き下げで変わったこと

成人年齢が20歳から18歳に引き下げられ、大きな変化の1つとしてクレジットカードを作ることができるようになりました。
しかし、公営ギャンブルができる年齢は20歳からと変わることはありません。

成人年齢が引き下げられたからといって、勘違いをして公営ギャンブルを始めてしまうと罰則の対象になってしまうので気をつけましょう。

要注意!こんな場合も違法です!

違法になる場合

大人に馬券を買ってくるよう頼む

親や先輩に馬券を買ってきてもらうように頼むことも禁止です。
この場合は、買ってきた大人側も罰則の対象になるので気をつけましょう。

拾った馬券で払戻しする

保護者同伴で見学のみであれば未成年でも競技場に入場できます。しかし、その時に落ちていた当たり馬券などを拾って換金することは禁止されています。

偽の身分証を使用

公文書偽造罪となり重い罰則になってしまいます。軽い気持ちで、身分証を偽装して公営ギャンブルを楽しもうとすると、とんでもないことになってしまいます。絶対にやってはいけません。

20歳未満だとバレるのか?

20歳未満だとバレるのか?

馬券や車券などを購入するとき、今では自動券売機になっているので、年齢確認されることはありません。
しかし、警備員は常に競技場内にいますので、20歳未満の人が馬券や車券を握っていると声をかけられ年齢確認される場合もあります。

また、高額当選の場合は、窓口で換金するため、その時に年齢確認される場合もあります。
せっかく当たっても、それが無効になるだけでなく、罰則もついてきますので、絶対にやらないようにしましょう。

20歳未満だとバレたらどうなる?

20歳未満だとバレたらどうなる?

競馬法によると以下の通りです。

第五章 罰則
第三十四条 第二十八条又は第二十九条の規定に違反する行為があつた場合において、その行為をした者がこれらの規定により勝馬投票券の購入又は譲受けを禁止されている者であることを知りながら、その違反行為の相手方となつた者(その相手方が発売者であるときは、その発売に係る行為をした者)は、五十万円以下の罰金に処する。

競馬法第34条

馬券を購入しようとした本人も、譲渡した相手も50万円以下の罰金の対象になってしまいます。

しかし、実際のところは「警察に引き渡す」場合は少ないようです。
ほとんどの場合は、警備員によって事務所に連れて行かれ、そこから親・学校に連絡が入ります。
そして学校では停学や退学の処分になるようです。
警察に引き渡されないとしても、重い処分になってしまうので、絶対にやめましょう。

18歳からでもできるギャンブル

公営ギャンブルはどれも20歳にならないとできませんが、ギャンブルの中には18歳からでもできるギャンブルがあります。

パチンコ・パチスロ

18歳からでもできるパチンコ・パチスロ

成人年齢引き下げ前から18歳からでもできるギャンブルです。
(高校生の入店を禁止しているお店もあります。)

正確に言うと、パチンコ・パチスロはギャンブルではなく遊戯という扱いです。
ゲームセンターのゲームと同じ扱いになります。

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宝くじ

年齢制限はない宝くじ

宝くじをギャンブルと認識していない人も多いようですが、宝くじもギャンブルの1種です。
法律上、宝くじの購入に関して年齢制限はないので、誰でも購入することができます。
ただし、スポーツくじのtotoやBIGは19歳以上でないと購入できません。

まとめ

この記事では、公営ギャンブルができる年齢を紹介してきました。成人年齢が引き下げられても、公営ギャンブルができる年齢は20歳からです。20歳になっていないのに、公営ギャンブルを始めてしまうと罰則の対象になってしまうので気をつけましょう。